2026年のLivret A・LEP・LDDS・PEL金利と上限
2026年10月30日更新。本記事の金利、上限、基準額はすべてフランス政府のservice-public.gouv.fr公式資料に基づき、末尾に確認日とともに記載しています。規制貯蓄の金利は毎年2月1日と8月1日に見直され、次回は2027年2月1日です。
Livret Aの金利は1.7%、LEPは2.50%、2026年開設のPELは2%。国が金利を決め、年2回見直す規制貯蓄には、それぞれ預入上限があります。銀行が3か月だけ提供する優遇金利の口座に預ける前に、法律で保障される条件を知ることが大切です。本記事では公式数値を表にまとめ、各制度を解説します。
2026年の金利と預入上限一覧
| 商品 | 適用金利 | 預入上限 | 利息への課税 | 条件 |
|---|---|---|---|---|
| Livret A | 1,7 % | 22 950 € | 非課税 | 1人1口座 |
| LDDS | 1,7 % | 12 000 € | 非課税 | 1人1口座 |
| LEP | 2,50 % | 10 000 € | 非課税 | 所得制限あり |
| 2026年開設のPEL | 2,00 %(開設時に固定) | 61 200 € | PFU 30 % | 1人1口座 |
| CEL | 1,25 % | 15 300 € | PFU 30 % | 1人1口座 |
| Livret Jeune | 最低1.7 %(銀行が設定) | 1 600 € | 非課税 | 12~25歳 |
Livret AとLDDS:同じ金利の基本口座
Livret Aと持続可能・連帯開発貯蓄口座(LDDS)の金利はともに1.7 %です。2026年7月28日の省令により8月1日から2027年1月31日まで適用されます。利息は毎月1日と16日を基準とする半月単位で計算されます。入金分に利息が付くのは次の半月期からなので、期の初めより終わりに入金する方が有利です。
預入上限は個人のLivret Aが22 950 €、LDDSが12 000 €です。利息の加算で上限を超えることはでき、その後も利息は増えますが、追加の入金はできません。利息は所得税と社会負担金が完全に免除されます。LDDSには小切手帳や引出カードがなく、銀行によって取引の最低額が10€に設定されることがあります。
LEP:所得条件付きの高金利口座
低所得者向け貯蓄口座LEPの金利は2026年2月1日から2.50 %で、7月29日の省令により8月1日にも維持されました。Livret Aの約1.5倍ですが、誰でも開設できるわけではありません。開設・維持には、世帯の課税単位数に応じた上限を基準課税所得(RFR)が超えないことが必要です。銀行はN-2年またはN-1年のRFRを確認します。2026年開設なら2025年の税通知(2024年所得)か2026年の税通知(2025年所得)が対象です。
2026年のRFR上限(フランス本土)
| 課税単位数 | RFR上限 |
|---|---|
| 1単位 | 23 028 € |
| 1.5単位 | 29 177 € |
| 2単位 | 35 326 € |
| 2.5単位 | 41 475 € |
| 3単位 | 47 624 € |
これを超える場合は追加0.5単位ごとに6 149 €(0.25単位ごとに3 075 €)を加算します。海外県・海外領土では基準が異なります。RFRが1年間だけ上限を超えても、翌年に下回ればLEPを維持できます。預入上限は10 000 €で、利息は非課税です。税額通知の読み方の記事でRFRの記載場所を詳しく紹介しています。
PEL:開設時の金利がずっと固定される
住宅貯蓄プランPELでは、金利は開設日に確定し、その後変わりません。2026年1月1日以降に開設したPELは2.00 %で、現在のLivret Aより高金利です。2025年開設は1.75%、2024年開設は2.25%。市場金利が下がれば古いプランは維持する価値が高まり、上がれば新しいPELの金利が見劣りする場合があります。
2026年に知っておくべき点は3つ。預入上限は61 200 €。2011年3月以降に開設したPELの期間は15年までで、最初の対象口座は2026年3月1日から満期を迎えています。2011年3月より前の口座だけが無期限に保有できます。また2018年1月1日以降のPELには国の奨励金がなく、利息には毎年30%の一律課税(PFU)が適用されます。
CELとLivret Jeune:小規模な貯蓄制度
住宅貯蓄口座CELの金利は1.25 %、預入上限は15 300 €で、PELと同じくPFU30%が課されます。国の奨励金(利息の50%、上限1 144 €)は2018年以前に開設したCELだけが対象です。同じ銀行で開設すればPELとの併用も可能です。12~25歳向けのLivret Jeuneの上限は1 600 €。金利は銀行が設定しますがLivret Aを下回れず、現在は最低1.7%です。実際にはさらに高い金利が多く、若年層に有利な規制貯蓄となっています。
上限まで預けるといくら増える?
半月単位の計算を除いた概算では、Livret Aに22 950 €を預けると年1.7%で約390 €、LDDSに12 000 €なら約204 €、LEPに10 000 €なら約250 €の利息が得られ、すべて非課税です。条件を満たす夫婦ならLivret A、LDDS、LEPを2口座ずつ組み合わせて54 950 €を非課税で運用できます。課税対象の金融商品と比較するときは金利だけでなく実際の受取額を確認しましょう。
情報の確認方法
本記事は金利改定のたび、少なくとも年2回確認しています。数値は2026年10月30日時点のもので、以下の公式資料をすべて直接確認しました。2027年2月1日に改定があれば、表、利息の概算、記事冒頭の更新日を変更します。
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公式情報源
- Livret A:service-public.gouv.fr F2365、2026年8月1日確認。
- LDDS:service-public.gouv.fr F2368、2026年8月1日確認。
- LEP:service-public.gouv.fr F2367、2026年8月1日確認。
- CEL:service-public.gouv.fr F16136、2026年8月1日確認。
- PEL:service-public.gouv.fr F16140、2026年10月9日確認。
- Livret Jeune:service-public.gouv.fr F2904、2026年8月1日確認。
- 適用金利:2026年7月28日(Livret A、LDDS、住宅貯蓄)と7月29日(LEP)の省令。官報に掲載され、上記資料にも引用されています。
全金利と上限の最終確認:2026年10月30日。次回確認は規制金利の改定日である2027年2月1日です。
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